日々雑想

確かに、システムの入れ替え(バージョンアップ)は手間がかからなくなり、
エンドユーザ向けの端末メンテナンスをしていた私は、
問い合わせが減ったと、喜んだのを覚えている。

しかし、クライアントに依存しすぎることによって、
クライアント端末に要求されるスペックが急激に増大し、マシンの買い替えサイクルも短くなってしまった。
管理者は楽だが、バージョンアップの手間がかからなくなったことにより、高頻度でシステム変更が発生し、
ユーザの声を反映しない変更や、予告なしのインターフェース変更も多かったように思う。
都度、その変更に対応しなければならないユーザには、負担が増えた。

障害に関しても、業務システムの障害なのかOSの障害なのかをユーザが判断しなくてはならなくなった。
業務システム担当に問い合わせても、
OSの障害かどうか確かめてから問合せをしてくるように、などといった事例も発生していた。

って、思うと何のためのシステム開発なんだろう、と思ってしまうねー
今、まさにwebサービスwebアプリケーションの勉強をしている自分には耳の痛い話。
与えられるものを作ることしか自分が出来なければ
今の日本人ITエンジニアはいなくなる？(@IT)といった状況の中では居る場所がなくなるだろう、
まだまだ知識が足りない、興味があることは多いが時間が、足りない。
なんて言ってもいられないので、勉強すっかな。