August 02, 2004
星に願いを
<DATA> [監督]冨樫森 [脚本]森らいみ 、冬月カヲル [音楽]野澤孝智 [出演]竹内結子 、吉沢悠 、高橋和也 、中村麻美 、梅沢昌代 、國村 隼 [サイト]http://www.bsr.jp/hoshi/ |
もともとは、「星願-あなたにもういちど」という香港映画があり、その日本向けリメイク版になります。
基本的なストーリーは同じようですが、元の作品を観たことがありません。
観る機会がありましたら、報告いたします。
舞台は北海道、函館。
過去の事故がもとで、目が見えなくなり声も失ってしまった笙吾。
最初は絶望に伏し心を閉ざしていた彼だったが、そんな彼を支えたのは、
担当看護師の奏(かな)だった。
そんな2人は、いつの間にかお互いを必要とする特別な存在になっていました。。。
「気を遣わなくても、いつもそこに愛がある」ような。
しかし、、、笙吾は車にはねられ命を失ってしまう、それも奏の目の前で。。。
それからの奏は、いままでと同じように死と向き合う現場で働くことができなくなり、
看護師の職を辞することを決意します。
そのころ、死んでいるはずの笙吾は、
青い流星の力により、その次の流星までの数日間だけ現世で生きることができる命を与えられます。
ただし、別の人格として。
再び、想いを伝えることが出来ると知った笙吾は、
何を想い、奏のいる病院へと向かうのでしょうか、、、
DVDで借りました。
観たのは2回目です。
最近はやり?の死者は、遺してきた現世の大切な人に想いを伝えられるか。ものです。
演技をしている皆の、自然な感じが印象的です。
時に弱気になりながらも、芯の通った笙吾を演じる吉沢悠さん。
勝気な性格だけれど、とても繊細な優しい看護師を演じた竹内結子さん。
観ていて、泣けてきます。
想いを伝えられないもどかしさ、、、
大切な人を失う悲しみ。
自分の死を確認してまわるかのような笙吾のつらさ。。。
再び逢えた人との一時の幸福をすぐ失くしてしまう喪失感。
生きているからこそ、もちろん死は常にそばにあるものでもあり、
ただ、願わくば自分が皆の胸の中に居続けられる事ができたなら、、、と。
元々は、映画館で観る予定にしていたのだけれど、うっかり間に合わなくて残念な想いをした作品でもあります。
いま観てみても、やっぱり映画館行っておけばよかったな、、、
投稿者 natoo : August 2, 2004 12:22 AM
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