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January 22, 2006
機械は壊れる
センター試験。リスニングってのが始まったらしいですね。
で,故障が500件ほど出たとのこと。
「再試験で手をうったので,問題にはならない」
「試用の際の故障率より上がっていて,想定外だった」
思うに,こういった大規模なシステムに新しいものが導入されると
決まってお金の匂いがするものです。
導入にあたって,試験の申し込み金額上がったらしいし,
英語の受験者だけでも50万人いる市場に参入できた企業はどこの企業だったのでしょうか?
試用の際は約4万人程度のサンプルのうち200件ほどが故障だった,ということでしたが
既にこの時点で「実運用に耐えられない」との判断をすべきだったんじゃないかと。
もちろん,発注もしていて生産ラインにも乗っていて,
受験生からは既に金を徴収していて,もちろんやめられない。
「いくらか故障はでるだろう,その際は再試験で手を打とう」
という話になったのでしょう。
もちろん,こうすることで発生するリスクの低減にはなるでしょう。
しかし,そうならないために回避手順をもっと真剣に考えなければいけなかったのではないかと思います。
再試験をやった受験生は,再試験をしなかった受験生より無駄な時間を使わされた訳です。
製品が正常に動作すれば,全く必要のないはずの時間であり,
その貴重な時間を浪費させた謝罪を主催者側は行なうべきです。
製造業ではないですが,多少なりとも物つくりに関わっているものにとって,
こういったいい加減な対応は腹立たしいかぎり。
投稿者 natoo : January 22, 2006 11:02 AM
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